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しんがかい通信 VOL.5|特集 受験の壁はこうして乗り越える!(1)

2007年度入試まで、残すところあと半年。もう半年しかない!と、お母様の焦りはつのる一方…。お子様も、進級など生活環境の変化も加わり、不安定な状態に…。「新年長の春」は、親子ともに不安定になりやすくさまざまな壁にぶつかってしまう、要注意の時期なのです。でも、ご安心ください。昨秋合格されたお母様方に取材した結果、多くのお母様がさまざまな壁にぶつかっていたことがわかりました。今回の特集では、ぶつかりやすい壁の実態と、先輩お母様たちがどのようにしてその壁を乗り越えたのかをご紹介しています。この特集を読んで、ご家庭なりの「3つの壁」対策を立案し実行すれば、きっと無事に壁をのりこえられるはず。ぜひご参考になさって、半年後の「合格」を勝ち取ってください。

子ども自身に、受験への疑問が…

139879春、ずっと一緒に遊んでいた1歳上のお友だちは、そのまま公立小学校へ進学。自分はなぜ、違う学校へ進学するために勉強をしなければいけないのかと、疑問に思ったようです。

そんな壁をこうして克服!

「人それぞれ勉強をするのに一番よい時期がある。あなたの場合は、今がそのときなのだ」と話しました。娘なりに納得したようでした。

新年長の春にぶつかりやすい壁
その1 精神的な壁
「やだ、もう入試までたった半年しかないじゃない!」「ど、どうしよう~!何から手をつければ…」。気ばかり焦り、無性に不安に包まれるお母様。そんなお母様の焦りと不安に影響され、お子様もイライラ、そしてついにはスランプへと陥っていく…。さあ、先輩お母様の体験談を参考に、スランプの連鎖は早めに断ち切ってしまいましょう!

「あと半年しかない!」焦ってピリピリ

新年長の4月は、受験までの期間があと半年になったことを強く感じた時期でした。年中の時期は自分の子ども以外はあまり気にすることがなかったのですが、年長になった途端、プリントのできや授業参観での子どもの様子にピリピリしたり、年中のおなじ時期から通い始めたお友だちの様子や成績がとても気になったりし出しました。

「受験まで残り半年」と思うと焦って、勉強が進まない日が続き、非常にいらだちました。

苦手分野に進歩がなかなか見られず、また、他の子と比べてしまい、焦り、不安に思う毎日でした。

そんな壁をこうして克服!

心配ごとや困ったことがあると先生方に相談し、そのアドバイス通りにすることで全て解決しました。先生方を信頼してついていくことで、無事に合格することができました。

少しでも不安に思うことがあるときは、授業の後に先生との面談の回数を重ねて、不安を取り除きました。
教室の先生方に親身に話を聞いていただいて、その都度ストレスを発散できました。同じ教室のお母様方に話を聞いてもらったりしたことも、とても助けになりました。

小さなことでも主人とよく話すようにしました。それでも解決できないことはその都度先生に相談しアドバイスをいただくことで、私自身の考え方が変わり、落ち着いて見守ることができるようになりました。

主人にとても助けられ、壁を乗り越えられました。常に子どもと一緒に行動していた私は、知らないうちに子どもに高いハードルを課していたようでした。たまに主人が授業を参観すると、私が気にもしていないような部分の息子の成長を嬉しそうに話してくれたり、私の努力・頑張りをねぎらったりしてくれ、私自身初心に戻り、息子と向き合うことができまいた。

先生のアドバイス
まずは、お父様お母様の精神と理念をしっかりと安定させてください。
お父様お母様の精神と理念がしっかり安定していれば、お子様も落ち着くものです。まずは、何のための受験なのかを、原点に立ちもどってもう一度考えてみてください。
「よい小学校へ行くための受験」それも一つの答えです。でも、もっと根本にあるのは「受験を通じで、社会に役立つ力を育む」ということではないでしょうか、社会に役立つ人になるために、人は一生勉強し続けるのです。合格不合格を心配して気持ちを揺るがせることなく、「社会に役立つ人を育てると言う、親としての責任を果たしているのだ」と考えて頂ければと思います。また、「もう段取りはついている」と思えれば、精神的な余裕が出てきます。入試までにやらなくてはならないことには、早め早めに手をつけておきましょう。例えば、春から説明会日程などこまめに学校情報をチェックして出席の予定を組んだり、願書のベースになるような家庭の教育方針を下書きしておいたり、願書写真の撮影時期を考えたり、受験用品を手配しておいたり。「大丈夫」という安心感が生まれて、焦りを解消できますよ。
原点を見つめ直してみましょう

 新年長の春にぶつかりやすい壁 その2能力の壁 

小学校入試を突破する能力は、詰め込みや暗記で伸ばせるものではありません。だからこそ、入試まで残り半年となるこの時期に、ご父母に最も重くのしかかるのが能力の壁。乗り越えようとご父母が必死になればなるほど、お子様が疲れ、親子で泥沼へと踏み入ってしまいます。でも、過度な期待はご無用!〝能力の壁〟は、こうして克服していけるのですから。

失敗してしまうことにビクビク
週に何度か教室に通うことにも慣れて成績も安定してきていたのに、新年長の春ごろ、ペーパーの問題をとにかくいやがるようになりました。いろいろ理解し、周囲の様子がよく見えるようになって、はっきり答えの出るペーパーで間違えることが怖くなったようでした。失敗を恐れる気持ちが強く、絵画・制作や、他の分野でも、自信を持って取り組むことができなくなりました。

そんな壁をこうして克服!

家庭で、お料理を手伝いながら人数分に配ったり、野菜や器具の名前を覚えたり、お風呂に入って浮くもの沈むものを覚えたりと、生活の中で楽しく学べるよう心掛けました。その後でペーパーに移ったところ、理解も深まり、抵抗がなくなっていったようです。ペーパーは毎朝少しずつ行い、お手伝いを決めて毎日行う…そのような日々の積み重ねで、自信を取り戻していったようです。

苦手と得意の差がどんどん…
新年長の春ごろ、苦手分野と得意分野に、差が開いてきてしまいました。

そんな壁をこうして克服!

自分の子どもを信じ、できたときにはとにかくほめてあげ、子どもに自信をもたせるようにしました。これを繰り返していくと、子どもも自信をもつようになり、苦手分野にも、積極的にチャレンジ委していくようになりました。

ステップアップで自信喪失
基礎問題から少しずつ難しい問題にチャレンジしていた新年長の春「わからない」という場面に出合うたびに、自信をなくしていました。娘は問題を解きながら泣くことも増え、私自身もどのように進めたらよいのか悩み、親子ともに家庭での学習が苦痛になっていきました。

そんな壁をこうして克服!

娘に自信をつけ、受験準備を楽しいものにしてあげたいと考え、1カ月間ほどペーパーをやりませんでした。ただ、ペーパーを意識しながら「図形→折り紙、パズル遊び」「言語→しりとり遊び」「数量→お店屋さんごっこ」など、遊びの中で学習していきました。そして、先生方に「とにかくほめてあげること」とのアドバイスも頂き、しばらくして家庭のペーパー学習を再開したときには、とにかくほめて励ましました。そのうちに、娘も自信を取り戻していきました。
謎のスランプに陥ってしまった
新年長の春、能力的にも精神的にも上昇する頃だと、思っていたのですが、この時期にスランプに陥りました。特に苦手分野があったわけではなかったのですが、テストを受けるとよい面と悪い面が激しく、グラフがいびつになっている状態で、そして次回のテストではよい面と悪い面が逆転してしまったり…。

そんな壁をこうして克服!

とにかく、子どもに自信をつけさせるのが一番大事なことだと思いました。父親の協力を得るなどして、家庭内でできることを少しずつふやしていくうちに、成績も安定してきました。できたことを喜び、とにかくほめるようにしたのも、とても効果がありました。

できていたことができなくなった

そんな壁をこうして克服!

新年長の4月の息子は、進級してクラス替えがあったことなどで園で緊張しているせいか、年中の時にできていたことが急にできなくなってしまいました。椅子にじっと座っていられなくなったり、先生の話を真剣に聞けなくなったりと、「今までの1年はなんだったの…?」と、とても不安になりました。

そんな壁をこうして克服!

伸芽会で行われる勉強会で先生がお話してくださることの中から、我が家ができていること、できそうなこと、毎日やれることなどをノートに書き出して、毎日子どもと目標を決めて実行しました。できることが少しずつ増えていくうちに、落ち着きも取り戻していきました。

先生のアドバイス
心配することはありません。半年の成長は大きいのです。
「あと半年!」と焦るお父様お母様の気持ちもわかります。でも大人にとっての半年と、全人生が5年6年のお子様にとっての半年は、重みと厚みが全く違うのです。発達学の観点からも、この半年のお子様の成長は大きいもの。特に、基礎で培った能力が完全に開花するのは夏!ですから、焦らなくても大丈夫ですよ。そして、大人と違って、お子様の成長曲線は正比例の直線ではなく、上下するもの。プリント学習でお子様がどうしても自身をなくしてしまったときには、思い切って、下の年齢のプリントをやってみてください。「前は難しかったことが、今ではこんなにすらすらできるようになったね。だけら、今難しいことも必ずできるようになるから大丈夫よ」と励まし、お子様の自信を取り戻してあげましょう。また、お子様が自信をなくしたときは、言葉のかけ方ひとつにも注意してあげてくださいね。否定の表現はたいていの場合、逆に表現することで使わなくて済むはず。「しっかり聞いていないから○○ができないのよ」と言うよりも、「しっかり聞いていれば○○できるよ、大丈夫」と、お子様を勇気づける言葉がけをしてあげましょう。
焦らなくても大丈夫、大丈夫!

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